-->
./
<!-- フラ&#65533;ュが見れな&#65533;のためにここに何か書&#65533; --> フラ&#65533;ュがインス&#65533;&#65533;ルされて&#65533;&#65533;たいで&#65533;&#65533;&#65533;

2010年06月10日

共謀関係の解消について参考になる記事

2010-06-08 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
判例時報のコメントでも紹介されているように、こういった「離脱」が認められるかどうかについては、実行の着手前であれば、因果性を解消すること(離脱の表明、他の共犯者の了承等)で離脱が認められやすい一方、着手後については、因果性の解消についてかなり厳格に見られ単なる離脱の表明、他の共犯者の了承程度では離脱と評価されない傾向にあります。

本件の特徴は、形式的には強盗に着手する前の離脱であるものの、住居侵入という、共謀した一連の犯罪の一部が既に着手されているという点にあり、事案の具体的内容に即し実質的に「着手後の離脱」として見ている点が、今後の同種・類似事例の処理にあたり参考になりそうです。

 いったん成立した共謀関係の解消を、容易に認めないというのが最高裁の態度であったと思いますが、ここで紹介されている事例にあるように、自分が立ち去ったあとに一緒に住居侵入した連中が強盗行為に着手したからと言って、その強盗の責任を問われるぐらいですから、行為の責任に対する因果性は広く認められているのでしょう。
posted by hirono at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年04月27日

殺人の時効廃止、改正法成立・即日施行へ(読売新聞) - Yahoo!ニュース

殺人の時効廃止、改正法成立・即日施行へ(読売新聞) - Yahoo!ニュース
殺人の公訴時効を廃止し、傷害致死など殺人以外で人を死亡させた罪の時効期間を2倍に延長することを柱とする改正刑事訴訟法と刑法が27日午後の衆院本会議で、与党と自民、公明両党などの賛成多数で成立した。

 政府は27日中に同改正法を公布、施行する方針だ。

 本会議に先立ち、衆院法務委員会は27日昼、同改正案を全会一致で可決した。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

死刑判決を破棄、差し戻し=元義父、無罪の可能性−大阪母子殺害・最高裁(時事通信) - Yahoo!ニュース

死刑判決を破棄、差し戻し=元義父、無罪の可能性−大阪母子殺害・最高裁(時事通信) - Yahoo!ニュース
大阪市平野区のマンションで2002年、主婦森まゆみさん=当時(28)=と長男瞳真ちゃん=同(1)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われたまゆみさんの元義父で大阪刑務所刑務官森健充被告(52)=休職中=の上告審判決で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長=退官、堀籠幸男裁判官代読)は27日、「審理が尽くされておらず、事実誤認の疑いがある」として、一審の無期懲役と二審の死刑判決を破棄、審理を大阪地裁に差し戻した。
 最高裁が事実誤認を理由に死刑判決を破棄したのは、石川県で元タクシー運転手が殺害された「山中事件」以来21年ぶりで、極めて異例。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 16:44| Comment(0) | TrackBack(2) | 刑事裁判

2010年04月18日

こういう判決を「玄関開けたら佐藤の誤判ご飯」判決と言うのである

2010-01-21 - 弁護士 Barl-Karthによる peace-loving 日記
 閉廷後,取調担当の刑事さんは,被告人に「もう軽はずみなことをするな。酒を控えて健康に注意してくれ。何かあったら,俺に相談しろ。先生もご苦労様でした,今後もよろしく」と述べていた。この刑事さんの言葉の方が,裁判官の事務的な判決より,よほど重みがあった。

 どういったらいいだろう。刑事裁判官諸氏は,裁判員裁判ばかりに力を入れて,裁判員非対象事件(特に「その辺に転がっている情状事件」で手抜きをしているのではないだろうか?

 (大久保太郎先生−元東京高裁部総括−から「最近の弁護士・裁判官への憂い」を記載した直筆の私信をいただいた。後日このブログで紹介する)


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年04月15日

裁判官の仰天告白 「真犯人の確率80%でも有罪」

2010-04-10 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
今週木曜日夜のNHK「クローズアップ現代」で名張毒ぶどう酒事件を取り上げていて、私も見ましたが、上記のような元裁判官のコメントには、私も違和感を感じたのは事実です。

確かに、「絶対、間違いない」という事件ではないからこそ争われ、難事件になるわけですが、そうであるからこそ、裁判所が、合理的な疑いの有無ということを慎重に見て、10パーセント、20パーセントの中に合理的な疑いというものがあれば、いくら黒っぽくても黒を判断してはならないというのが鉄則でしょう。

とは言え、裁判官にもいろいろな人はいて、検察官の起訴、立証に誤りはないはずだという先入観にとらわれているタイプもまだまだ少なくないのは事実であり、そういった発想が、上記のような「A裁判官」のようなコメントに現れてきているのではないか、という印象も、私は受けています。

法廷に検察官が2名いる法廷、というものの怖さ(1名は裁判官)は、経験したものでなければわからないでしょう。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年04月11日

裁判官の仰天告白 「真犯人の確率80%でも有罪

今週木曜日夜のNHK「クローズアップ現代」で名張毒ぶどう酒事件を取り上げていて、私も見ましたが 、上記のような元裁判官のコメントには、私も違和感を感じたのは事実です。

確かに、「絶対、間違いない」という事件ではないからこそ争われ、難事件になるわけですが、そうであ るからこそ、裁判所が、合理的な疑いの有無ということを慎重に見て、10パーセント、20パーセント の中に合理的な疑いというものがあれば、いくら黒っぽくても黒を判断してはならないというのが鉄則で しょう。

とは言え、裁判官にもいろいろな人はいて、検察官の起訴、立証に誤りはないはずだという先入観にとら われているタイプもまだまだ少なくないのは事実であり、そういった発想が、上記のような「A裁判官」 のようなコメントに現れてきているのではないか、という印象も、私は受けています。

法廷に検察官が2名いる法廷、というものの怖さ(1名は裁判官)は、経験したものでなければわからな いでしょう。
 落合弁護士のブログからです。

 NHKでやっていたみたいです。 http://www.j-cast.com/tv/2010/04/09064209.html
posted by hirono at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年03月29日

「(1)虚偽記載のきっかけは地元新聞記者からの指摘 検察側が明かす 鳩山首相元公設秘書初公判ライブ」:イザ!

「(1)虚偽記載のきっかけは地元新聞記者からの指摘 検察側が明かす 鳩山首相元公設秘書初公判ライブ」:イザ!
 検察官「地元新聞の記者から、『このような寄付は政党と政治資金団体以外の同一の者に対する個人献金の上限額を150万円と定めている政治資金規正法の趣旨に反するのではないか』と指摘を受けました。被告人は『疑念を招くことのないように、適正に取り組んでいく』というコメントを出しました」


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年03月26日

「真実の声に耳を傾けられず、17年半もの長きにわたり、自由を奪う結果になったことを誠に申し訳なく思います」

足利事件再審無罪 菅家さん「感無量」 逮捕から6689日「自由」(産経新聞) - Yahoo!ニュース
「真実の声に耳を傾けられず、17年半もの長きにわたり、自由を奪う結果になったことを誠に申し訳なく思います」。直後、佐藤裁判長ら3人は立ち上がり、証言台の菅家さんに向かって深々と頭を下げた。

 菅家さんは閉廷後、晴れやかな表情で両手を大きく振りながら裁判所を後にし、自ら「完全無罪」と書かれた旗も掲げた。涙交じりに「謝罪をしてもらって本当にありがたい。二度と冤罪(えんざい)をつくってほしくはない」と報道陣に語り、ようやく笑みを浮かべた。

 昼すぎには弁護団と記者会見に臨み、落ち着いた様子で「3人がああいう形で謝罪するとは思わなかった。感動した」と話した。

 「毎朝6時に携帯電話の目覚ましをかけるが、寝坊しちゃう。でも、刑務所と違って何をしても自由なんですよ」


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年03月25日

「振り込め詐欺「キング」に懲役20年 東京地裁」:イザ!

「振り込め詐欺「キング」に懲役20年 東京地裁」:イザ!
振り込め詐欺で計約1億4600万円をだまし取ったなどとして組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)などの罪に問われた、グループ内で「キング」と呼ばれた元リーダー、戸田雅樹被告(31)の判決公判が24日、東京地裁で開かれた。菱田泰信裁判長は「振り込め詐欺集団を主宰し主導的で重要な役割を果たした責任は極めて重大」として懲役20年(求刑懲役23年)を言い渡した。


posted by hirono at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年03月23日

再審の意義について、佐藤正信裁判長は初公判で「確定審が誤判であるか、明らかにすること」と説明

「足利事件 誤判原因は解明されたのか」:イザ!
再審公判では、誤判原因を解明できるだけの十分な審理が行われたのか。再審の意義について、佐藤正信裁判長は初公判で「確定審が誤判であるか、明らかにすること」と説明した。

 その上で「模索的な証拠調べは許されないが、誤判が確定することを前提に、必要な証拠調べを行う」と述べた通り、公判では、DNA型鑑定と自白の任意性に絞り、証人尋問など証拠の取り調べが行われた。


posted by hirono at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年03月20日

布川事件:検察、改めて有罪立証方針 再審公判の事前協議 - 毎日jp(毎日新聞)

布川事件:検察、改めて有罪立証方針 再審公判の事前協議 - 毎日jp(毎日新聞)
 茨城県利根町布川(ふかわ)で67年に男性が殺害された布川事件で、再審公判の進め方を話し合う3者協議が19日、水戸地裁土浦支部(伊藤茂夫裁判長)であった。無期懲役が確定し、服役後に仮釈放された桜井昌司さん(63)と杉山卓男さん(63)について、検察側は改めて有罪立証する方針を示した。弁護側は早期の無罪判決を求めた。

 協議後に会見した弁護団によると、検察側は再審で、被害者の口に詰められるなどしていたパンツ2枚のDNA鑑定を実施する。また、弁護側の請求に応じ、検察側は目撃者の捜査報告書やメモなど7点の証拠を開示した。桜井さんと杉山さんも協議に出席した。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 14:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

無罪主張の男に懲役15年 裁判員「新聞報道を加味」 - 47NEWS(よんななニュース)

無罪主張の男に懲役15年 裁判員「新聞報道を加味」 - 47NEWS(よんななニュース)
閉廷後、記者会見した裁判員の30代の男性会社員が「家に帰ってからも(裁判のことが)新聞などに出ているので、加味した上でやっていた」と発言。裁判で提出された証拠以外も裁判員が判断材料にしていたならば、予断を持っていた可能性があり、論議を呼びそうだ。

 原田保孝裁判長は「証拠を総合すると、被告が犯人であることに疑いの余地はない」と判断した上で「犯行は執拗かつ悪質で、反省も見られない」と述べた。


 やはり裁判で提出された証拠以外は考慮に入れたらだめということになりますが、その証拠の大半は警察、検察の側から出ているはずです。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

放火までは指示していなかったと判断。組員との共謀の成立を認めなかった。

asahi.com(朝日新聞社):「組員に放火指示」の被告に無罪判決 奈良地裁 - 社会
 起訴内容などによると、被告は組員=同罪で有罪確定=に放火を指示。組員が08年3月31日未明、奈良市三条栄町の工事現場のプレハブ平屋建ての休憩所にガソリンをまき、ライターで花火に火をつけて全焼させたとされた。

 判決は、被告が休憩所が使えなくなる程度に嫌がらせをするよう組員に依頼したことは認定したが、放火までは指示していなかったと判断。組員との共謀の成立を認めなかった。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

「冤罪(えんざい)の悲劇を繰り返さない方策は国の責務」と強調した。

日弁連:「誤判」原因究明へ、第三者機関設置を提言 - 毎日jp(毎日新聞)
日本弁護士連合会は19日、裁判で無罪が確定したり再審で無罪になった事件について、「誤判」原因を究明する公的な第三者機関設置を求める意見書をまとめ、19日付で首相や法相、最高裁長官、検事総長、警察庁長官らに郵送した。26日に足利事件の再審で無罪判決が言い渡される見通しで、日弁連の提言は議論を呼びそうだ。

 意見書は「教訓が生かされず、司法手続きでの検証は限界がある」として、王立委員会などの検証が制度改革につながった英国やカナダなどの例を挙げ、「冤罪(えんざい)の悲劇を繰り返さない方策は国の責務」と強調した。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 14:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年03月12日

裁判官が判決文修正、裁判員裁判で言い渡し後 岡山地裁

2010-03-12 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
刑事事件の場合、判決宣告時に判決書はできている必要がなく、かつ、判決では「要旨」を述べるというスタンスがとられていため、後にできあがった判決書の内容と、口頭で述べた「要旨」がずれている、ということはよく起きますね。

従来は、事実誤認を理由に検察官控訴が出た場合に、地裁の裁判官が、高裁で破棄されないように、判決後に必死に理由を書き足す、ということも時々行われていて、できあがった判決書を見ると、判決宣告時よりも大幅に増強されていて関係者が驚く、ということが起きることもあります。

裁判員裁判における判決で、宣告内容と後日にできあがった判決にずれがあると、裁判員にとってみればないがしろにされたという感覚を持つ可能性がありますが、所詮、裁判員というのは、裁判所にとっては歓迎できない迷惑なお客様で、その程度の存在、ということではないかという印象は受けます。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

被害者参加人、被告殴る=死亡事故、無罪主張に−水戸地裁(時事通信) - Yahoo!ニュース

被害者参加人、被告殴る=死亡事故、無罪主張に−水戸地裁(時事通信) - Yahoo!ニュース
3月11日19時1分配信 時事通信
 自分の車に追突した車をそのままの状態にして走行し、追突した車の運転手を死亡させたとして、自動車運転過失致死や道交法違反の罪に問われた被告の論告求刑公判が11日、水戸地裁であり、被害者参加制度に基づき出廷した遺族が被告を殴り、河村潤治裁判長に退廷を命じられた。
 殴られたのは無職高橋重義被告(60)。最終意見陳述後、死亡した男性運転手=当時(29)=の母親が検察官の横の席から証言台の被告に近づき、「息子を返せ」と声を上げて拳で背中などを約10回殴った。弁護人によると、被告にけがはないという。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年03月06日

押尾学被告:「すべて見たい」 公判前手続き出席へ - 毎日jp(毎日新聞)

押尾学被告:「すべて見たい」 公判前手続き出席へ - 毎日jp(毎日新聞)
 昨年8月、合成麻薬MDMAを一緒にのんだ飲食店従業員田中香織さん=当時(30)=が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死罪などに問われ裁判員裁判となる元俳優押尾学被告(31)の公判前整理手続き第1回協議(非公開)が5日、東京地裁(山口裕之裁判長)であり、押尾被告も出席した。

 押尾被告は弁護人に「すべての手続きを見たい」と話し、次回協議以降も出席する意向という。


 被告人本人も出席できるとは、意外でした。

Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年03月05日

司法がきちんと機能しなかった事件。(撮影は)国民の信頼回復につながる

「「判決を撮ってほしい」 菅家さん、許可求める」:イザ!
 法廷内撮影は、通常の刑事裁判では、被告のプライバシー保護などのため、被告が入廷する前に行われる。菅家さんや弁護団は裁判長が無罪を言い渡すときにも撮影を許可するように求めている。

 弁護団は1日に撮影許可を求める上申書を宇都宮地裁に提出しており、「足利事件は司法がきちんと機能しなかった事件。(撮影は)国民の信頼回復につながる」と強調した。


posted by hirono at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年02月21日

「残念ながら1審とは違います。意見陳述の制度はありません」と認めず、数分で結審

福岡の強制わいせつ致傷:裁判員裁判で実刑、被告の意見陳述認めず−−控訴審 /福岡 - 毎日jp(毎日新聞)
 強制わいせつ致傷罪に問われ、福岡地裁の裁判員裁判で懲役2年6月の実刑判決を言い渡された春日市、無職、安武輝彦被告(25)の控訴審初公判が19日、福岡高裁であった。陶山博生裁判長は、弁護側が反省の弁などを述べさせるため請求した被告の意見陳述を「残念ながら1審とは違います。意見陳述の制度はありません」と認めず、数分で結審した。判決は来月3日の予定。


posted by hirono at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年02月12日

「検察側が菅家さんに無罪求刑、そして謝罪 足利再審」:イザ!

「検察側が菅家さんに無罪求刑、そして謝罪 足利再審」:イザ!
論告を読み上げた検察官は「論告は以上ですが、一言ご容赦いただけますか」と裁判所に発言許可を求め、立ち上がったまま、「真犯人ではない菅家さんを起訴し、17年あまりの長期間、服役を余儀なくさせ、取り返しのつかない事態になりましたことを、誠に申し訳なく思っております」と謝罪の言葉を述べ、頭を下げた。検察官席に座ったほかの検事2人も、同時に頭を下げた。

 その上で、「検察としてはこのようなことを2度と繰り返さないよう、捜査して参る所存です」と、冤罪(えんざい)を繰り返さない決意を述べた。

 菅家さんは想定外の謝罪にも表情を変えることなく、検察官の謝罪を聞いていた。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 19:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年01月31日

弁護士業の現場から第二回申入書

第二回 « 魚の目
 小沢一郎・民主党幹事長にからむ政治資金規正法違反事件で同党の石川知裕衆院議員ら3人が逮捕されました。以下に掲げる文書は石川議員の弁護人になった安田好弘弁護士らが法務・検察や裁判所にあてて出したもので、初めて公開されるものです。捜査進行中の事件で弁護側が作成した書類が公表されるケースはあまり ありません。小沢事件の本質を考えるうえで参考になると思いますので、もしご興味があれば、お読みください。(編集者注)


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年01月29日

「殺人の時効廃止 法制審部会で改正骨子案」:イザ!

「殺人の時効廃止 法制審部会で改正骨子案」:イザ!
 公訴時効制度の見直しを検討している法制審議会(法相の諮問機関)の専門部会が28日開かれ、人を死亡させた罪のうち、最高刑が死刑の罪を公訴時効制度の対象から外し、現在時効が進行中の事件にも適用するなどとした法改正の要綱骨子案が事務局(法務省刑事局)から示された。次回以降、審議のうえ、とりまとめ、法制審総会を経て2月中にも千葉景子法相に答申、今国会に刑事訴訟法改正案を提出する見通し。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

最終的に改正前の犯罪への適用を認めることになれば、公訴時効廃止・延長と併せて刑事政策の大転換となる。

「世田谷一家殺害なども時効廃止の可能性」:イザ!
 公訴時効に関しては17年1月施行の刑事訴訟法改正で殺人など死刑に当たる罪で、それまでの15年から25年に時効期間が延長されるなどしたものの、施行以前に発生した事件は適用の対象にはならなかった。当時は審議の中心が「厳罰化」で、公訴時効に関しては踏み込んでいなかった。

 また、法務省の時効制度勉強会の昨年7月の報告書では、人の命を奪った罪のうち「殺人などの重大事件で公訴時効廃止、その他で公訴時効期間延長」と示しながら、時効進行中の事件への適用では、遡及(そきゅう)処罰を禁止した憲法39条の規定に関し、「憲法上は許されるのではないか」との判断にとどめていた。

 遺族感情なども踏まえ、見直しが始まった今回は改正法の適用範囲でも審議を重ね、要綱骨子案が示された28日の部会でも、なお問題点を指摘する議論があったという。さらに審議を経て、最終的に改正前の犯罪への適用を認めることになれば、公訴時効廃止・延長と併せて刑事政策の大転換となる。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年01月26日

事件の背景から判決を導いた

「「一家心中」背景、控訴審も考慮 岐阜の家族5人殺害」:イザ!
 5人殺害にもかかわらず無期懲役を選択した判決は異例ともいえるが「家族間の犯罪で、被告は母親の言動に長年苦しんでおり、同情の余地がある」と述べ、事件の背景から判決を導いた。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年01月25日

asahi.com(朝日新聞社):押尾学容疑者、保護責任者遺棄致死罪で追起訴 - 芸能界薬物汚染

asahi.com(朝日新聞社):押尾学容疑者、保護責任者遺棄致死罪で追起訴 - 芸能界薬物汚染
 元俳優の押尾学容疑者(31)=麻薬及び向精神薬取締法違反罪で起訴=が東京・六本木のマンションで合成麻薬MDMAを使用し、一緒にいた飲食店従業員の女性(当時30)が薬物中毒死した事件で、東京地検は25日、適切な救命処置を取らずに女性を死亡させたとして、押尾容疑者を保護責任者遺棄致死罪で追起訴した。この罪で起訴されると裁判員裁判の対象となる。

 押尾容疑者は同容疑で再逮捕された際、警視庁の調べに対し「女性の容体が急変して、そのまま死んだ」と述べて救命できた可能性を否定、容疑を否認していた。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年01月23日

富山・強姦冤罪事件:国賠訴訟 国に捜査記録提出要請へ /富山(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

富山・強姦冤罪事件:国賠訴訟 国に捜査記録提出要請へ /富山(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
1月22日16時1分配信 毎日新聞
 ◇原告側の申し立て、地裁一部認める
 県警による強姦冤罪(えんざい)事件で服役後に無罪が確定した柳原浩さん(42)が、国や県などに計約1億円の損害賠償を求めた国家賠償請求訴訟の第3回口頭弁論が21日、富山地裁(田辺浩典裁判長)であった。原告側は全捜査記録と公判記録の提出を求める「文書送付嘱託申立書」を裁判所に提出。裁判所はこれを一部認め、国などに対し、捜査記録の提出を要請することを決めた。
 前回の弁論で原告側は、全捜査記録の任意提出を求めたが、国などが拒否したため、今月14日付で同申立書を提出していた。
 原告側が提出を求めているのは、柳原さんの強姦冤罪事件の公判記録と全捜査記録のほか、犯行を自供した松江市の男(54)の公判記録と捜査資料。
 裁判所は、これらのうち柳原さんの冤罪事件に関する公判記録と全捜査資料の提出要請を決めた。一方、松江市の男の公判記録などについては「再検討が必要」として保留した。裁判所の要請には強制力はない。
 これに対し国は「(これまでの)公判に未提出の捜査記録の提出には応じられない」と主張した。
 弁論後、柳原さんは「(申し立てが一部認められ)一歩進んだ印象がある」と話した。【岩嶋悟】

1月22日朝刊


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

チームとして(事件を)遂行しており、主従の差は生じない

裁判員裁判:強盗傷害3被告、懲役7〜8年−−地裁判決 /神奈川 - 毎日jp(毎日新聞)
 同地裁初の複数被告の裁判員裁判で、誰がリーダー格かも議論になったが、村上博信裁判長は「チームとして(事件を)遂行しており、主従の差は生じない」と指摘。下原被告は前歴がないこと、男は起訴内容を認め反省していることなどから刑を軽くした。

 判決後、公判でただ一人質問した30代男性ら裁判員2人が会見。これまでは裁判員の質問前に打ち合わせのため休廷をはさむこともあったが、今回はなく、2人は「あった方がいい」と話した。

 複数被告が起こした複数の事件を同時に審理した公判を巡り、弁護側は「従来なら役割(分担)をきめ細かく判断して量刑に反映させただろう」(落合洋司弁護士)、「もしも三つの事件(の手口など)がバラバラだったらとても説明できない」(青木康郎弁護士)などと述べた。

 判決によると、3被告は08年1月9日、相模原市で、盗んだ乗用車を運転してトラックにぶつけ、降りてきた運転手の男性をバールで殴るなどしてけがをさせ現金約400円などを奪った。【杉埜水脈】



 落合弁護士が担当した裁判員裁判のようです。
 落合弁護士は判決が不当と考え、不服がおありのようですが、共犯関係においても参考になりそうな裁判です。
判決を聞いていて感じたのは、上記のような点と、求刑(検察官経験がある私からもかなり重いものと感じられました)について、検討、特に、疑問を感じつつ検討する、といったことが、どれほど行われたかということでした。判決では、求刑を正しいものとした上で、そこから被告人に有利な事情を踏まえて引いて行く、という手法をとっていましたが、そもそも求刑が重すぎれば、そういう手法で導き出された刑も重すぎるということになり、そういった危険性をどこまで意識し検討されていたのか、評議の内容がわからないだけに不気味な印象は受けました。

検察官の主張、立証が、特にわかりやすいとは思いませんでしたが、国家権力、権威といった衣をまとって裁判員にこれでもか、これでもかと迫って行くだけに、法廷が一種の「お白砂」のような場と化し、悪を断罪する正義の「検察、それから逃れようとする醜い被告人、弁護人達という、前近代的なセレモニーの場に刑事裁判が変容する恐れということを、この裁判を通じて改めて感じました。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 14:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

中山研一の刑法学ブログ : 冤罪者に対する国家賠償責任

中山研一の刑法学ブログ : 冤罪者に対する国家賠償責任
 戦前の昭和5年当時、冤罪者国家賠償法案の国会提出が司法省の省題として決定されたと伝えられる状況の下で、小野博士はそれが多年の懸案たる立法なので、たとえ不十分なものであっても、ともかく実現されることを切望してやまないと訴えられていました。
  小野博士が事態を憂慮されたのは、立法に反対する理由として、大蔵省が財政上の負担をあげるほか、当時の伝統的な法律見解もまた、国家の行為は法律上無責任であるから、司法権の行使が法規に従う限り合法であり、さらに故意または過失もない限り損害賠償責任はないという見解をなお墨守していたからです。
  小野博士は、これに対して、冤罪者に対する国家賠償の制度が必要なのは、刑事司法がほとんど必然的にもたらす不当な結果に対して救済を与えなければならない現実に根ざすものであるとして、大正15年の刑事統計をあげ、確定判決があったあと「再審」によって無罪または免訴となった事件が9件もあったという点など、具体的な数字をあげて、誤判や不当起訴が現実に行われているとした後、「罪なきに拘らず誤って有罪の判決に依り刑を執行された者に対しては勿論、誤って起訴され、ことに未決勾留を受けた者に対して、これに因り生じたる損害を為すことは、国家的に組織された社会そのものの責任でなければならぬ」と論じられたのです。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

中山研一の刑法学ブログ : 21世紀のキーワードは「寛容」?

中山研一の刑法学ブログ : 21世紀のキーワードは「寛容」?
 以上のような指摘は、それ自体としては筋の通った正論であると評することができるでしょうが、最後のところで、21世紀のキーワードは「トレランス(寛容)」といわれているとの指摘が出てきますと、それが上のような状況とどのように関連するのか、うまく理解できそうもありません。一方では、死刑を含む厳罰主義がすっかり定着し、被告人の人権よりも被害者の利益を優先させ、公訴時効まで廃止または延長しようとする「刑事政策」が、どのようにして「寛容」とつながり得るのか、その接点はどこにあるのかを示してほしいものです。たとえば、被疑者・被告人の「取調べの可視化」に対する検察当局の前向きの対応を期待したいと思います。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年01月07日

形式的で堅苦しい従来型の判決とは様変わり

裁判員で判決文が様変わり 工夫しわかりやすく(京都新聞) - Yahoo!ニュース
1月5日11時9分配信 京都新聞
 市民が刑事裁判に加わる裁判員制度の導入で、判決文の表現が変化している。専門用語を言い換えたり、評議で重視した項目を明示して量刑判断の透明化を試みるなど、さまざまな工夫がにじみ出てている。裁判員の思いを裁判長が被告に説諭で伝える事例も目立ち、形式的で堅苦しい従来型の判決とは様変わりした。
 検察官や弁護人が専門用語を避ける傾向は、判決文にも反映されてきた。京都地裁の判決では「量刑」を「刑の重さ」と言い換え、服役を繰り返す被告について「規範意識の鈍磨」という決まり文句を避けて「法を守る意識が低い」とした。
 刑を決める上で考慮した項目については、検察側、弁護側双方の言い分を「一番重視した」「執行猶予を選択する決め手にはならない」「判断には影響しない」など、それぞれ評価し、評議で何が議論されたかが明らかにされている。昨年に京都、大津両地裁であった計8件の判決に共通する傾向だった。
 従来は、有利、不利な事情を順番に挙げていくだけの判決が大半で、こうした変化に、京都地検の幹部は「裁判員の考え方が伝わり、今後の立証に生かせる」と評価する。
 一方、短時間で結論を出す裁判員裁判の限界が見えたケースもあった。暴行の回数で検察、弁護側に争いがあった京都地裁の裁判で、判決は理由を示さずに弁護側の主張を採用した。裁判員裁判では判決文をわずか1、2時間で書き上げるため、評議の内容を盛り込む余裕がなかった可能性もある。この裁判を担当した弁護士は「こちらの言い分通りだったので不満はないが、控訴を検討するような事案の場合は、もう少し厳密であるべきだ」と話した。



 人の人生を左右する裁判が、従来は堅苦しく形式的だった、というのは身にしみてうなずけるところがあります。ソクラテスとかプラトンとか、つかみがたく、意味のよくわからない神話の世界に通じるものもありました。


Powered by ScribeFire.



posted by hirono at 02:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2010年01月05日

捜査機関が慎重の上にも慎重を期していると感じる(押尾容疑者再逮捕で警視庁)

2010-01-05 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
捜査機関が慎重の上にも慎重を期していると感じるのは、「本件」の前に、MDMAの譲渡で身柄をとり、他の関連被疑者についての取調べも行った上で、本件で再逮捕しているということで、上記の記事にあるような保護義務の裏付けという点も含め、万全の態勢で臨んできている、という印象を受けるものがあります。 この罪名で起訴されることになれば、裁判員裁判ということになりますが、否認事件になった場合、複数の専門家が出廷、証言することになる可能性が高く、専門性が高い話が次々と出てくるだけに、裁判員にとってはかなりハードな裁判になる可能性があるでしょう。

 昨夜のテレビで、被害者の父親が、「見通しが開けてきた」というような発言をされていたのが印象的でした。実際はもっとたくさんの言葉があり、報道する側が編集でチョイスしたということになるのでしょうか。

Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 07:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2009年12月29日

元裁判官、「検察はすべての証拠を裁判所に提出し、裁判所が争点を決めるよう制度を改めるべきだ」と主張した。

布川事件:証拠開示十分ならば結論変わっていた…元裁判官 - 毎日jp(毎日新聞)
2009年12月28日 2時34分  強盗殺人罪などで無期懲役判決を受けた2人の再審開始が確定した「布川(ふかわ)事件」で、70年代の有罪判決を担当した元裁判官と、80年代の第1次再審請求棄却を担当した元裁判官が毎日新聞の取材に応じた。元裁判官は再審開始決定の根拠となった証拠が当時開示されていれば「結論は変わっていた」と振り返り、検察側に不都合な証拠が開示されにくい刑事裁判の問題点を指摘。証拠の全面開示や取り調べの可視化の必要性を主張した。刑事司法制度の改革議論にも一石を投じそうだ。【原田啓之】  逮捕された桜井昌司さん(62)と杉山卓男さん(63)の2人は、捜査段階の自白と現場付近の目撃証言により有罪とされた。第1次請求審を担当した元裁判官は「被告は公判で否認しており、自白調書は捜査官の作文の域を出ないと思っていた。立証のポイントは目撃証言だった」と明かした。  しかし、08年の第2次再審請求東京高裁決定は、いずれの信用性も否定した。根拠としたのは再審請求後に検察側が開示した(1)2人と特徴が異なる人物を見たという近隣女性の証言(2)取調官の誘導をうかがわせる桜井さんの自白テープ−−などの新しい証拠だった。  元裁判官は近隣女性の供述調書について「こんな証拠があれば最初から結論が変わっていた。こういう証拠を隠していたことが問題」と検察側の対応を批判。「検察はすべての証拠を裁判所に提出し、裁判所が争点を決めるよう制度を改めるべきだ」と主張した。  一方、自白テープは捜査段階で複数作成され、一部は1審から提出されたが、弁護側は「検察側に都合のいいものばかり」と指摘。10カ所以上の編集痕跡があるとも主張していた。2人に有罪判決を下した元裁判官は「録音を聞いて『おかしい』と見抜けなかったのは不徳の致すところ」と謝罪。そのうえで「一部の録音で間違ってしまうのは困る。全面的な録音が必要で、制度的な課題を立法につなげることが大切だ」と語った。


Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2009年12月25日

「客観的な事実として鑑定を出した」DNA型で科警研所長が証言−足利事件再審公判

当時の鑑定「ミス見当たらない」=DNA型で科警研所長が証言−足利事件再審公判(時事通信) - Yahoo!ニュース
 科警研は91年、当時導入間もない鑑定で、女児の遺留下着に付着した体液と菅家さんのDNA型が一致したとしていた。
 福島所長は検察側から科警研の鑑定データを示され、「鮮明度はない」としたものの、「一致したと推測できる」と信用性を主張。公判終了間際に菅家さんが強い口調で謝罪を求めると、所長は「客観的な事実として鑑定を出した」などと応じなかった。
 弁護側の再鑑定人の本田克也筑波大教授は前回公判で、当時の鑑定について、「誤差が大きく失敗。鑑定し直すべきだった」と指摘していた。 


posted by hirono at 13:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2009年12月22日

09取材帳から:「推定無罪」の原則 「慣れ」が生んだ驚き /山梨(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

’09取材帳から:「推定無罪」の原則 「慣れ」が生んだ驚き /山梨(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 国内の刑事裁判の有罪率は99%以上。取材歴10年以上のベテラン記者でさえ「聞いたことがない」と言うくらい、無罪は珍しい。有罪判決に比べ、長い時間をかけて読み上げられる判決理由を聞き逃すまいと、緊張でペンを握りしめる指先が白くなった。  刑事裁判では、有罪が確定するまで被告は推定無罪とされる。記者も新人研修などで習う基本原則だ。だが、何件もの裁判を取材するうち、検察官の立証の正確さと有罪判決への「慣れ」が生じ、「起訴されたから有罪なのでは」と思いがちになるのも事実だ。  岡田裁判官はこの事件で、被告の供述について「信用できる目撃者の供述と矛盾せず、ある程度の信用性が認められる」と判断。身を守ろうとしたという被告の主張を認め、「正当防衛であるという疑いが残る」として無罪を言い渡した。  「被告の有罪は検察官が立証する」という原則にのっとり、検察側の立証の不十分さを指摘したのだ。甲府地検は控訴を断念。10月22日に男性の無罪が確定した。  判決後、事件現場を歩いた。甲府市中心部の静かな住宅街。近くの商店の男性に案内され、裁判で示された場所を確認しながら、こんな思いが浮かんできた。「暴行の事実にとらわれ、自分も検察側の主張をうのみにしていたのではないか−−」


posted by hirono at 18:25| Comment(0) | TrackBack(1) | 刑事裁判

2009年12月20日

国家権力は抑制されなければならない。近代刑法の原則は、すべてここから始まっている。

望ましい形での社会的秩序の形成。 - 右近の日々是好日。
 A先生によれば、近代刑法の背景には、国家刑罰権に対する不信がある。近代刑法は、国家刑罰権力を不信すなわち信用しないところから始まった。権力は、放っておけば、人間としての基本的権利を侵害してしまう。これは、歴史的に証明されてきたことである。だからこそ、国家権力は抑制されなければならない。近代刑法の原則は、すべてここから始まっている。  権力による恣意的な犯罪の創造と処罰を防止するためには、犯罪は、国民の代表者で構成される議会によって制定された法律で定められていなければならない。その法律は、国民の前に公布され、誰でもが、「何が犯罪であるか」を知ることができる。そこに、刑法の行為規範性が生まれ、処罰の根拠が発生する。このことは、どのような行為が犯罪であるか定めるのは、法律のみであることを示している。これにより、社会的に、また道徳的に、非常に非難される行為であっても、法律によって犯罪とされてない限りは、その行為が行われたことを理由として処罰されてはならない。

 正鵠を射ている部分もあると思いますが、後ろ向きすぎるという気もします。

posted by hirono at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

「類「型」に当てはまれば結果との「因果関係」があるとされ、さらに「故意」と「目的」もほとんど「推認」されてしまうというパターン

中山研一の刑法学ブログ : 業務上過失致死傷罪と危険運転致傷罪
 もしこれが、「業務上過失致死傷罪」ならば、過失行為の存在と業務上過失の存否が、より具体的な状況証拠によって慎重に立証されるべきことは当然であり、判例の蓄積も多いのですが、これがいったん「危険運転致死傷罪」で起訴されると、法が定めた危険行為の「類型」に当てはまれば結果との「因果関係」があるとされ、さらに「故意」と「目的」もほとんど「推認」されてしまうというパターンに至るおそれが現に出てきているのです。


posted by hirono at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

富山の強姦・強姦未遂冤罪、柳原浩さんの本

富山の強姦・強姦未遂冤罪、柳原浩さんの本が出版されました | ワンランク上の知的健康生活をご提案 山田書店
「ごめん」で済むなら警察はいらない     〜 冤罪の「真犯人」は誰なのか? 〜 柳原 浩 / 編  桂書房 1,300円  ニュースで少し観ただけの氷見事件、冤罪の内容が、この本を読んでよくわかりました。 警察が突然職場にやってきて、警察署に連れて行かれ、有罪になるまでの行きさつや警官の横暴な態度、人権を無視した取調べ・・  刑務所内での自らの恐ろしい体験や過酷なルールなどなどが対談形式で書かれています。 国家賠償請求訴訟の意義、メディアの過ち。支援者たちの意見などを交え、警察、メディアの在り方を改めて考えさせられる山田書店おススメの1冊です。 「警察が明日あなたを犯人にするためにやってくるかもしれないことを知ってほしい」 ・・・柳原さんの言葉に鳥肌が立ちました。 こちらの本は初版発行部数が1500部と少ないため、ただいま富山県と石川県内の書店店頭のみでの取り扱いになっております。e-honでのご注文はできません。ご了承下さい。 山田書店の店頭には在庫がございますので、ご利用下さい。

 本が出ていたのも知りませんでしたが、ずいぶんと発行部数が少ないようです。近年、事情もあり本屋さんで本を見る機会も少なくなったのですが、石川県内でも書店で見かけることはありませんでした。

posted by hirono at 05:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

刑事事件で要求される予見可能性

2009-12-20 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
事実関係が解明されないと法律上の責任についても論じにくいものがありますが、テントが吹き飛ばされ、その後、悪天候の中で凍死するという、そこに目を向ければ不可抗力というしかなく、問題は、そういった状況に身を置いてしまったことに過失があるかどうか、ということになるでしょうね。天候が悪化する中で、下山して危険を回避するべきではなかったか、そもそも、そういった危険性を予見できたのか、といったことが、まず、問題になりそうです。

刑事事件で要求される予見可能性はかなり高いレベルのものなので、登山者が100名いたら、90名から95名くらいは危険を予見し下山する程度のものでないと「過失」は認定されないでしょう。民事事件では、これが下がってきて、ざっくり言って、登山者が100名いたら50名から60名くらいは危険を予見し下山する程度のものがあれば過失が認定されてくる可能性も出てきそうです。

そういった判断ミスが肯定されたとして、そういった判断をすべき立場にあった者は誰か、片山氏であった場合に、他の2名を引率、保護すべき立場にあったかどうか、ということも問題になってくる可能性はあります。

人が2名死亡したという重大な事故であり、今後、警察捜査を含め、慎重に手続が進められる必要性を感じます。



 「別れさせ屋」について考察していたところですが、けっこう具体的な基準でわかりやすく、参考になりそうです。

Powered by ScribeFire.

posted by hirono at 04:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

2009年12月17日

再審請求の「冬の時代」が変わる可能性も

「再審請求の「冬の時代」が変わる可能性も」:イザ!
 だが、1980年代に再審で無罪となった島田事件や松山事件以降、この流れは途絶え、平成17年に再審開始が決定された「名張毒ぶどう酒事件」が風穴を開けたかに見えたものの、18年に取り消され、扉は再び閉ざされていた。

 今年10月、足利事件で菅家利和さん(63)の再審が宇都宮地裁で始まっており、これに続く布川事件の再審開始確定は、近年厳しい判断が続き、「冬の時代」と言われていた再審請求事件の流れを大きく変える可能性もある。


posted by hirono at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判

布川事件再審開始決定 「大変重要なこと」と千葉法相

「布川事件再審開始決定 「大変重要なこと」と千葉法相」:イザ!
 千葉景子法相は17日の閣議後会見で、「布川事件」の再審開始決定について、「これから再審公判でどのような結論が出るのか、重く受け止めながら注視をさせていただきたい。いろいろなご意見があるものが、再審という形で審査されることは大変重要なことだと思う」と述べた。


posted by hirono at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事裁判