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2010年04月07日

宮城の記者の目:菅家さん犯人視報道を恥じる=瀬尾忠義記者 /宮城(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

宮城の記者の目:菅家さん犯人視報道を恥じる=瀬尾忠義記者 /宮城(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
◇不足していた検証姿勢 再発防止に可視化必要
 栃木県足利市で90年、4歳女児が殺害された足利事件で、犯人とされた菅家利和さん(63)の再審無罪が確定した。菅家さんが栃木県警に逮捕された91年12月、私は宇都宮支局員として事件にかかわった。逮捕、有罪の決め手とされた「DNA鑑定」の精度を疑うことなく、菅家さんを犯人視した記事を書いてきた自分を恥じたい。そして、足利事件が肩に重くのしかかっている1人として、冤罪(えんざい)を生まないために取り調べ全過程の録音・録画(可視化)が必要と訴えたい。
 「栃木県警が近く、DNA鑑定を証拠に足利事件の容疑者を逮捕する」。新人の私が、支局の上司から聞かされたのは91年11月末。「DNA鑑定の精度は指紋よりも高い」と伝えられたこともあり、鑑定への疑問は持たなかった。
 菅家さんの逮捕後も支局の先輩記者と取材を進めると、「取調官が『真人間になれ』と言うと、菅家さんが泣きながら『やりました』と自供した」▽「小さい子供が好きだ」−−などの情報が集まり、「菅家さん=犯人」と信じ込んでしまった。足利周辺では別の幼女殺人事件も起きており、余罪の有無が取材の最大の焦点で、鑑定の検証取材は甘かったと思う。
 事件を今振り返ると、菅家さんを犯人視した報道を方向転換するタイミングはあったと思う。菅家さんが宇都宮地裁での公判の中で「実はやっていません」と否認した時があったし、同時期に「足利事件は冤罪」と訴える市民運動も起きた。この時、なぜ菅家さんが否認に転じたのかを深く取材していれば、当時のDNA鑑定の問題点や自白の強要をつかめたかもしれない。「警察情報をうのみにした」と批判されても私には返す言葉がない。
 再審無罪が確定した足利事件について、警察庁と最高検が1日にまとめた捜査や公判の検証報告書は、冤罪を生んだ最大の問題点として精度の低い当時のDNA鑑定結果の過大評価を挙げた。取り調べの問題では、菅家さんの「迎合しやすい性格」を指摘。この点を配慮しなかったことや誤った先入観が、虚偽の自白に追い込むことにつながったなどと自戒した。そして、今後は「対象者の特性に応じた取り調べの徹底」を求めるという内容だ。
 だが、厳しい取り調べに耐えられなかったり、絶望感から警察が描いたストーリー通りに“自白”してしまうケースは、過去の冤罪事件でも明らかだろう。
 第二の足利事件を防ぐためにも全面可視化の導入は不可欠だ。取調室での容疑者の供述、取調官とのやりとりを検証できる機会を確保すべきだ。捜査機関は反対しているが、もはや「密室の取り調べ」はやめなければならない。既に裁判員裁判が始まっており、裁判員が取り調べを検証する機会がなければ、市民が関与する冤罪も出てくる可能性がある。そうなれば司法の信頼は大きく揺らいでしまうだろう。


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posted by hirono at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道関係
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